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― 日本補聴器工業会とは ―

研究開発と外部機関との協力

加盟各社の研究開発

日本の補聴器市場は、老齢人口の増加とニーズの多様化にともない今後大幅な需要拡大がみこまれています。また、各社のデジタル技術の大幅な進歩は、フィッティング技術向上とあいまって、高品質、高性能の補聴器を生み、ユーザーの期待に添うものとして注目されています。『日本補聴器工業会』加盟各社では、薬機法に基づいた医療機器の研究開発や、適格な技術者の育成に努めるなど、それぞれ専門分野において活動しています。

外部団体との協力

『日本補聴器工業会』は、厚生労働省、経済産業省の関連各部所をはじめ、難聴者団体、福祉機器および福祉用具団体、医療機関等の支援、協力のもとに、適正な補聴器の普及、業界の発展を目指しています。たとえば、補聴器販売従事者の資質向上、販売店の充実のため、(一社)日本補聴器販売店協会との協力で、(公財)テクノエイド協会の補聴器技能者の教育および資格認定制度に参画し、また、補聴器専門店の認定に協力して、ユーザーへの補聴器の適正な供給に努めております。また、(一社)日本耳鼻咽喉科頭頸部外科学会主催の「耳の日」を中心としたイベント等に積極的に参画し、耳と「きこえ」の問題を広く消費者の方々に理解していただけるよう緊密なネットワークづくりに努力しております。

今後の市場及び国際化について

補聴器は、老齢人口の増加と、製品の高品位化が同時に進むことで、需要は増えていくものと思われます。しかし現在の国内市場は、国産・輸入品合わせて約60万台で、欧米に比べ、大変低い普及率となっています。したがって、普及率の高い各国の福祉行政や社会制度、補聴器への取り組み方等の調査、研究は不可欠であり、普及率を高めるため、国際化は今後ますます進むと思われます。