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補聴器の適正広告・表示ガイドライン

公正な競争の確保と消費者の適切な商品選択に資するため、業界自主基準として「補聴器の適正広告・表示ガイドライン」を作成いたしました。

補聴器の適正広告・表示ガイドラインについて

医療機器の広告は、他の商品の広告と異なり、消費者自らがその有効性・安全性を適切に判断することが困難なものです。さらに、また、誤用によって健康被害を生ずる恐れがあることから、薬事法によって規制されています。さらに虚偽や誇大な広告を防止し、広告の適正化を図るため、医薬品等適正広告基準が定められ、これに基づいて広告の取締まりが行われています。

一方で補聴器は、難聴者のコミュニケーションを補う一つの手段として積極的な使用が望まれています。しかし、現状では一般社会における補聴器に対する理解は不足しており、その普及のためには、補聴器の使用を希望する消費者に向けた適切な情報提供を十分に行う必要があります。

そこでこのたび、補聴器業界では業界の適正な広告プロモーション活動を推進することを目的として、厚生労働省医薬食品局監視指導・麻薬対策課の指導・助言を頂いた上で、関連する法規を遵守し、公正な競争の確保と消費者の適切な商品選択に資するため、業界自主基準として「補聴器の適正広告・表示ガイドライン」を作成いたしました。

今後、補聴器を取り扱う関連会社並びに関係者は、補聴器の広告等を作成するにあたり、消費者の方々に補聴器の情報を正しくご理解いただくため、と同時に医薬品等適正広告基準に違反しないよう、本ガイドラインを活用し、補聴器の広告・表示の適正化に努めていただけるようお願いいたします。

2009年12月18日
一般社団法人 日本補聴器工業会