補聴器の購入を考えたら、はじめに医師の診察を受けましょう。 聞こえにくさの原因に耳の病気が関係していないか、補聴器が本当に必要かどうか診断をうけます。
受診の際は補聴器に関する知識を有する補聴器相談医に相談されることをおすすめいたします。
※ 日本耳鼻咽喉科頭頸部外科学会のWebページに遷移します。
どんな時にどんな風に困っているかなど、自分の現在の聞こえの状態をできるだけ詳しくお店の人に伝えましょう。また、補聴器についての疑問や不安、予算など、どんなことも遠慮なく相談することが補聴器選びの良いスタートとなります。
また、初めて補聴器を購入する場合は、できるだけ家族と一緒に来店することをおすすめします。周囲の方に、補聴器を使う方の聞こえについてご理解してもらうことは、補聴器を活用する上でとても大切です。
※補聴器販売店では、専門の技術・知識をもった技術者(認定補聴器技能者など)が親身になってアドバイスいたします。特に日本補聴器販売店協会加盟の販売店や、その中でも設備や技能者に一定の条件を満たした「認定補聴器専門店」をお奨めします。
※ テクノエイド協会のWebページへ遷移します。
補聴器相談医の診察を受けられておらず聴力データがわからない場合、補聴器の調整のために現在の聴力や言葉の聴き取りの状態を調べます。
聴力測定の結果や聞こえの状態、予算など、様々な要素を考慮して選んだ補聴器を一人ひとりに合わせて細かく調整(フィッティング)します
フィッティングされた補聴器を試聴します。実際に補聴器をつけて音や声を聞き、補聴器の音質や聞こえへの感想などを伺いさらに調整を加えていきます。フィッティングや試聴の過程では、お客様の聴力や聞こえの状態、生活環境に合わせて必要と思われる機能や音質やなど、補聴器についての説明があります。
試聴後、納得のいく補聴器が見つかったら購入となります。ご注文から納品までは、補聴器のタイプにより当日お渡しできる場合や、一週間程度かかるものがあります。
補聴器は購入した後に、毎日の生活の中で使い続けながら調整を重ねることで少しずつ慣れていき、本当に自分に合ったものになっていきます。補聴器販売店では購入後に音の微調整を何度も行うことができます。また、補聴器の故障を防ぐための定期的なメンテナンスも必要です。