どなたでも、40歳を過ぎるあたりから徐々に、聴力が低下しはじめると言われています。一口に難聴といっても原因や種類は様々。難聴の症状や進行、難聴の方との接し方まで、知っておきたい知識を集めました。
症状によって、おおよその難聴の程度を知ることができます。
ささやき声が聞きにくい
普通の会話が聞きにくい
大きな声でも聞きにくい
※上記はあくまで目安です。耳鼻科医院などで正確な聴力検査を受けられることをおすすめします。
聴力検査をうけたことがありますか?
人は毎日、無意識のうちに耳から多くの情報を得ています。「きこえ」が衰えると次第に話題に疎くなり、会話にも参加しにくくなることも。また、「きこえ」の刺激が減ることで脳の働きまで鈍り、消極的な性格になる場合もあります。
補聴器相談医をはじめとする専門の耳鼻咽喉科医師から補聴器装用をすすめられたら、なるべく早く補聴器を試してみましょう。補聴器の使い始めは「慣れる」ことが必要ですが、なるべく早く使い始めることで順応しやすくなり、効果も期待できます。
難聴の症状として、音は聞こえるのに言葉が明瞭に聴き取れない、ということが多いようです。難聴の方と話すには一歩近づいて、なるべくゆっくり、はっきりと正面から話しかけてください。
また、補聴器をご利用の方に、大きな声で話しかけると、音が割れて逆に聴き取りづらいことがあるのでご注意ください。