― お知らせ ―

理事長就任のご挨拶

2024.07.16

ご挨拶

理事長 東條大輔
日本補聴器工業会
理事長 東條大輔

令和6年6月24日に開催された日本補聴器工業会理事会において理事長に就任致しました。大変光栄に存じますとともに身の引き締まる思いがしております。

昨年2023年暦年の補聴器出荷台数はコロナ禍以前を超えて65.2万台と過去最高となりました。難聴問題に関する社会の認知度や補聴器装用に関する人々の関心も高まってきていることが伺え、超高齢化社会において「きこえのケア」により難聴者のQOL向上に貢献するべく補聴器メーカーの団体としての取り組みが求められております。

2021年3月にWHOは「World Report on Hearing」を発表し加盟国に対して「きこえのケア」を健康計画へ組み込む事を提唱しました。それに先駆けて我が国では2019年12月に難聴対策推進議員連盟により「Japan Hearing Vision」が取りまとめられ、難聴対策が具体的な方向性を持って動き出しております。

昨今、自治体における補聴器購入費助成制度も広がりつつあり、行政の補聴器への関心や医学会の補聴器診療に対する活動の高まり等、補聴器装用の普及と質の向上に向けた協議を進める土壌もできつつあります。

現状は難聴対策や補聴器の適切な普及に向けた仕組み作りにおいて、将来に向けた重要な時期を迎えており、日本補聴器工業会としてはこの機会をしっかりと捉えるべく医学会や補聴器関係各団体との連携を密に図り、「きこえのケア」の推進に向け鋭意努力して参る所存です。

皆様には、より一層のご支援とご協力を賜りますよう、何卒よろしくお願い申し上げます。