一般社団法人日本補聴器工業会 倫理綱領
(平成18年1月11日制定)
(平成28年4月1日改定)
日本補聴器工業会は、国内において補聴器製造販売業を営む法人または外国の補聴器製造業者の日本における総代理店権を有する法人を会員とする、補聴器の開発・製造・輸入・販売に携わる製造販売業者の全国組織である。
その社会的役割は、補聴器とその関連機器を通じて、人々の健康・福祉に貢献し、質の高い生活の実現に寄与することにあり、そのためには関連法規を含め諸規約の遵守はもとより、高度の倫理性に根ざした事業活動の遂行により、社会の信頼を得るよう努めなければならない。
- 会員企業は、自己の利益のみを追求する意識・行動は厳に慎むべきであり、健全で充実した社会生活を送るのに支障を来している難聴者の福祉を、いかなる時も一番に優先しなければならない。
- 会員企業は、適用される全ての法律、規範、規定を遵守し、製造販売業者としての品位と誇りを維持し、その倫理信条を受け入れる義務を負っていることを自覚し、社会から不信を招くいかなる行動にも関わってはならない。たとえ一企業における不法行為や非倫理的行為であっても、それが関係業界全体の信用失墜に繋がる恐れがあるという現実を深刻に受け止めなければならない。
- 会員企業は、関係する補聴器販売業者、補聴器販売従事者、医療関係者等とも密なる連携を図り、難聴者の福祉に貢献するために、優れた補聴器とその関連機器の研究開発・生産に努力し、その適正な供給を目指さなければならない。
以上