1. 自分に合った補聴器を選ぶには?
補聴器は、製品によって対応できる難聴の程度や使用感が異なります。聴力の状態や使い勝手には個人差があるため、補聴器を購入する際は自分に合ったものを選ぶことが大切です。
自分に合った補聴器を選ぶには、以下5つのポイントを意識しましょう。
- 自分の聞こえの状態を知る
- 厚生労働省の認可を受けた製品を選ぶ
- ライフスタイルに合った機能を選ぶ
- 使用感を確かめる
- 予算に合わせて選ぶ
それぞれのポイントについて解説します。
補聴器を購入するにあたって、どのように選べばいいか分からず困っていませんか? 補聴器は種類が豊富にあり、それぞれ搭載機能や価格帯が異なります。
今回は、補聴器の選び方やおすすめの種類を紹介します。聞こえの状態には個人差があるため、自分に合った補聴器を選ぶことが大切です。ぜひ参考にしてください。
補聴器は、製品によって対応できる難聴の程度や使用感が異なります。聴力の状態や使い勝手には個人差があるため、補聴器を購入する際は自分に合ったものを選ぶことが大切です。
自分に合った補聴器を選ぶには、以下5つのポイントを意識しましょう。
それぞれのポイントについて解説します。
まずは耳鼻咽喉科医で診察を受けるか、補聴器専門店に相談して、自分の聞こえの状態をチェックしましょう。
聴力レベルは人によって異なり、一般的に以下のように分類されています。
| 聴力レベル | ||
|---|---|---|
| 軽度難聴 | 25~40dB未満 | 小さい音が聞こえにくい |
| 中度難聴 | 40以上~70dB未満 | 普通の会話が聞こえにくい |
| 高度難聴 | 70以上~90dB未満 | 大きな音でも聞こえにくい |
| 重度難聴 | 90dB以上~ | 耳元での大きな声も聞こえにくい |
聴力レベルのほかにも、低い音が聞こえづらい方もいれば片耳だけ聞こえづらい方もいるなど聞こえの状態は人それぞれです。
聞こえの悩みを補聴器で改善するにはまず自分の聞こえの状態を知り、それに対応した器種を選ぶことが重要です。
補聴器を購入する際は、厚生労働省の認可を受けている製品を選びましょう。
補聴器は、厚生労働省から医療機器として正式に認定されている製品です。薬機法によって定められている厳しい基準をクリアし、厚生労働省から効果や安全性を認められた製品のみが補聴器として販売されます。
一方、補聴器と似ている集音器や助聴器は医療機器として認可を受けていない製品です。補聴器のように難聴の程度に合わせた細かな調整などはできないため、補聴器購入を目的としている方には適しません。
補聴器の搭載機能は器種によって異なるため、補聴器を選ぶ際は自分のライフスタイルに適した機能が搭載されているかを確認しましょう。
例えば、静かな家で日中を過ごすことが多い方と、仕事などで人と話す機会が多い方では音の環境が異なるため必要な機能が異なります。
便利な機能が搭載されていても自分には不要だったり、自分の求める機能が搭載されていなかったりしたら、補聴器本来の効果を感じられません。
自分の暮らしや補聴器を使用する環境に合わせて、必要な機能が搭載されている製品を選びましょう。
補聴器を選ぶ際は、ただ耳にあてるだけでなく耳の奥まで入れてみて、実際に装着して使用感を確かめましょう。
補聴器には種類が複数あり、それぞれ形状や機能、操作方法、装着方法、聞こえの特徴などが異なります。
補聴器は毎日使うものなので、使用する本人が使いやすいと感じるものを選ぶことが大切です。本人が気に入る製品でないと、装着や操作を面倒に感じて次第に使わなくなってしまう可能性があります。
補聴器を使用する意欲を維持するためにも、自分にとって使いやすい補聴器を選びましょう。
補聴器を選ぶ際は事前に費用感を把握し、予算を決めておきましょう。
補聴器の販売価格は片耳数千円から数十万円するものまでと幅広いですが、実際の購入者の価格相場は一台あたり10万〜30万円程度です。 (参照:『APAC Trak JapanTrak 2022』一般社団法人 日本補聴器工業会)
決して安くない買い物のため、予算も考慮しつつ補聴器販売店などの補聴器のプロに相談しながら、自分の聴力やライフスタイルに合った器種を選ぶことを推奨します。
補聴器の費用相場や公的支援について知りたい方は下記記事をご覧ください。
先述のように、補聴器は形状や機能によって複数の種類に分けられており、それぞれ特徴が異なります。
この章では、おすすめの補聴器の種類として以下の4つを紹介します。
それぞれの付け感や対応できる難聴の程度などについて解説します。
耳あな型補聴器とは、耳の穴やくぼみに装着して使用する補聴器です。サイズによってタイプが分かれていて、耳のくぼみを埋める程度のものから耳穴にすっぽり収まる極小サイズまで種類が複数あります。
本来の耳の位置から音が入ることで、より自然な聞こえが期待できます。また、耳の穴やくぼみにフィットするため、「傍から見て目立ちにくい」「メガネやマスク、帽子などと一緒に装着しても引っ掛かりにくい」などもメリットとして挙げられます。
既製品とオーダーメイドがあり、一般的には個人の聴力や耳穴の形状に合わせられる後者が多いです。
難聴レベルは基本的に軽度から高度の方に適しています。重度難聴の方に適合するケースもありますが、耳穴のサイズや形によっては搭載機能が限られるため使用できない場合があります。
耳かけ型補聴器は、耳後ろにかけて装着する補聴器です。 補聴器本体を耳の後方にかけ、繋がれたチューブ(またはワイヤー)と耳栓で本体を支えます。本体から音が入り、チューブを通して耳に伝わる仕組みです。
比較的サイズが大きく目立ちやすいですが、より多くの機能を搭載できるため軽度難聴の方から重度難聴の方まで幅広く適合します。
また、操作が簡単で使いやすいといったメリットがある一方で、汗による故障のリスクが大きいというデメリットも挙げられます。
さまざまな形・大きさの製品が展開されており、目立ちにくいタイプや汗に強い器種、スタイリッシュなデザインなども登場しています。
最近では、従来の補聴器のように使い捨て電池を使用せず、電池を充電して繰り返し使う「充電式補聴器」が増えています。
上記で紹介した「耳あな型補聴器」「耳かけ型補聴器」の中でも、充電式のものがあります。
充電式補聴器とは、本体に充電式電池が内蔵されている補聴器のことです。スマートフォンなどのように、補聴器を使用しない時間帯(睡眠時など)に本体を充電器にセットするだけで、電池を交換しなくても繰り返し使用することができます。
電池交換が不要な点や、フルに充電することで日中の電池切れの心配がない点などがメリットとして挙げられ、利便性の高さから人気が高まっています。
ただし、充電を忘れた場合や充電を忘れて電池残量がなくなった場合などは使用できないため注意が必要です。
空気電池式補聴器とは、一般的に電池式補聴器と呼ばれているものです。
補聴器の電池には、空気電池と呼ばれる小さな電池を使用します。空気電池の主な特徴は以下のとおりです。
上記で紹介した「耳あな型補聴器」「耳かけ型補聴器」の中でも、空気電池式のものがあります。
空気電池式補聴器は電池をセットするだけですぐに使うことができます。災害時で電力供給がない場合の使用も可能です。
ただし、定期的なお手入れや電池ケース内を乾燥させるため、補聴器を使用しない時はその都度電池を取り外す必要があります。
今回は、おすすめの補聴器として以下の4種類を紹介しました。
補聴器は種類が豊富にあり、それぞれ聞こえの特徴や機能性などが異なるため、今回紹介した以下5つのポイントを抑えて自分に合った補聴器を選びましょう。
| 補聴器選びのポイント |
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なお、聴力検査やフィッティングは専門家による診断が必要です。補聴器を購入する際は、耳鼻科や認定補聴器専門店を訪問し、専門家のアドバイスのもと適正に製品を選ぶことを推奨します。