1. 補聴器の値段はいくら?
補聴器の販売価格は、片耳5万円以下のものから50万円以上するものまでと様々です。
補聴器の販売価格を低価格帯・中価格帯・高価格帯の3つに分けると、それぞれの相場は以下のとおりになります。
| 金額の相場 | |
|---|---|
| 低価格帯 | 10万円以下 |
| 中価格帯 | 10万~30万円程度 |
| 高価格帯 | 30万円以上 |
補聴器を購入するにあたり、どのくらいの金額がかかるのか気になる方も多いのではないでしょうか?補聴器は安価なものから高価なものまであり、幅広い価格帯で販売されています。
今回は、補聴器の値段の相場について解説します。補聴器の販売価格に差が生じる理由や、補聴器購入時に利用できる補助金制度などについても説明しているのでぜひご覧ください。
補聴器の販売価格は、片耳5万円以下のものから50万円以上するものまでと様々です。
補聴器の販売価格を低価格帯・中価格帯・高価格帯の3つに分けると、それぞれの相場は以下のとおりになります。
| 金額の相場 | |
|---|---|
| 低価格帯 | 10万円以下 |
| 中価格帯 | 10万~30万円程度 |
| 高価格帯 | 30万円以上 |
補聴器の販売価格は上記のようにピンキリですが、実際に補聴器を使用している方はどのくらいの価格帯で購入しているのでしょうか?
当方主体で調査した『APAC Trak JapanTrak 2022』では、補聴器を購入したときの一台あたりの価格に関して以下の結果が出ています。
引用:『APAC Trak JapanTrak 2022』一般社団法人 日本補聴器工業会
※データを一部改変して掲載
補聴器を購入した方の5割以上が、10万~30万円(一台あたり)の補聴器を購入しています。
補聴器の販売価格は、主に以下3つの理由から差が生じやすいです。
それぞれの理由について解説します
補聴器の販売価格の決定には、型の違いと性能の高さが大きく影響しています。
補聴器は形状や機能性に応じて種類がいくつか分かれており、「耳あな型、耳かけ型、ポケット型」など様々な型が存在します。同じ型でも、搭載されている機能の量や質は製品によって様々です。
このような型と性能の違いは補聴器の販売価格を決める基準のひとつであり、一般的には小型で高性能な補聴器は高くなりやすい傾向があります。
ただし、補聴器は“値段が高ければ良い”わけではありません。補聴器を選ぶ際は自分の聞こえや使用環境に合わせて決めることが大切です。
補聴器の種類や選び方については、下記記事で詳しく解説しているので併せてご覧ください。
補聴器の販売価格を決定する要素はもうひとつあり、それは商品購入時・購入後のサポートの有無です。
補聴器専門店では、補聴器に関する専門知識・技能を持ったプロによって、購入時の聞こえのチェックや相談、購入後のメンテナンスといった手厚いサポートを受けることができます。
また、メーカー付帯の保証においても、高価格帯の方が手厚い場合があります。
このようなサポートを受けられる場合では、本体を購入するだけの通販などに比べて、補聴器の販売価格が高く設定される傾向があります。
ただ、補聴器の本来の機能を発揮するためには、使用者に合わせた設定や調整が非常に重要です。また、通販と補聴器専門店では、扱っている製品層が違う場合もあるため、補聴器を購入する際はプロのサポートを受けられる場所で購入することを推奨します。
補聴器の購入場所別の価格相場は、後述の『販売場所別|補聴器の値段の違い』で詳しくまとめているのでぜひ参考にしてください。
補聴器の販売価格が数千円から数万円と相場よりも低い場合、補聴器ではなく集音器や助長器を選択している可能性が高いです。
集音器・助聴器とは、周りの音を一律に音を大きくするためのアイテムです。補聴器と似ているように感じますが、補聴器と異なり医療機器ではなく、入ってきた音を細かく調整するなどの高性能な技術は搭載されておらず、販売価格も比較的低く設定されています。
下記記事では集音器と補聴器の違いについて解説しているので、ぜひ併せてご覧ください。
補聴器が販売されている場所は、通販や補聴器専門店など複数あり、販売場所によって価格相場が異なります。
この章では、以下5つの販売場所における補聴器の価格相場を紹介します
補聴器専門店で販売されている補聴器の価格相場は、低価格帯のもので片耳約5万~10万円程度、高価格帯では片耳約50万~65万円程度です。
補聴器専門店では、プロによる聴力検査や使用者に合わせた調整・設定、使用方法の説明といったサポートを受けられます。また、小型のオーダーメイド補聴器を選ぶことも可能です。
補聴器相談医を通じて補聴器を購入する場合、販売されている補聴器の種類や価格は医院によって異なります。
補聴器相談医とは、聞こえの不自由さを感じている人に対して診断や治療、補聴器購入に関する適正なサポートをおこなう専門医です。
難聴には治療で治せるものと治せないものがあります。補聴器相談医は、聴力検査の結果治療で治せない難聴であると診断した場合、補聴器が本当に必要な方のみに適正な補聴器を購入できるよう専門的なサポートをおこないます。
メガネ店は、補聴器の購入先において、補聴器専門店に次いで購入者が多い販売場所です。
メガネ店では最安値のもので1万円台から、上位機種は50万円程度までと幅広い価格帯の補聴器を販売しています。
上記以外にも、百貨店や家電量販店などでも補聴器を購入することができます。このような場所では、低価格帯のもので片耳約5万~10万円程度、高価格帯では片耳約30万~65万円程度の商品が揃えられています。
通販で販売されている補聴器の価格相場は、最安値のもので1万円台、平均的な価格帯としては片耳約5万程度で購入が可能です。
他の販売場所よりも価格を抑えて購入することが可能ですが、細かな調整やアフターケア、またプロによる説明等を受けられないデメリットがあり、注意が必要です。
補聴器を購入する際は公的支援を受けることができます。 実際に国や自治体から受けられる支援・助成制度は以下のとおりです。
なお、医療費控除に関しては補聴器相談医による「補聴器適合に関する診療情報提供書」が必要であり、補聴器が必要であると医師に診断された方のみが該当します。
また、一定の身体障害者用物品は非課税との対象となり、補聴器は非課税の対象と指定されているため、非課税商品の対象になります。そのため、一般的に補聴器の購入や修理に際して消費税は発生しません。
今回は補聴器の値段について解説しました。
補聴器の販売価格は、補聴器の形状・機能やプロによるサポートの有無によって異なり、片耳数千円のものから50万円以上するものまで幅広い価格帯で販売されています。
安すぎる製品の場合は集音器や助長器である可能性が高いので注意が必要です。
補聴器を購入する際は値段だけで決めず、プロの調整やアドバイスのもと自分に合った製品を購入しましょう。